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今朝は飛行艇のPS-1がテーマです。
Ryanがこれを見るのは2度めです、最初は30代の頃。
Blogを始めるずっと前です、釣りをしに来てついでに寄って。
山口県の周防大島、本州側とは大島大橋でつながってて
島内を1時間くらい走ってほとんど先端まで行ったところに
陸奥記念館があります。そこの公園に展示してあります。
調べたら昭和63年(1988年)に陸揚げされてます。
周囲の樹がじゃまだなあと思ったらもう25年も経ってるんですね、
樹が育って大きくなって繁ったんですね。
岩国の基地からタグボートで引っ張ってきて海岸からクレーンで
吊って揚げたそうです、25年経ってるわりに機体はきれいです。
定期的に保守というか手入れしてるんでしょうね。
翼下のポッドはホーミング魚雷の爆弾倉です、
PS-1は対潜哨戒機ですからね、潜水艦を探知して居所が確定できたら
パカっと開いてドボンと落として攻撃します。
参ったな、「世界の傑作機」シリーズでPS-1を持ってたのに
いくら探しても出てきません。何度も読み返したから
またどこかに仕舞ってそのままなんでしょう。
当時の飛行艇が離着水できる波高はせいぜい1メートル程度でした。
それを3メートルで可能にしたのがPS-1のすごいところ、
その秘密がこの船艇の形と独特の波消し装置の開発にありました。
機体や翼の技術、エンジン配置からすべてが荒波で離着水するためと
いっていいでしょうね、PS-1の特徴は。
昔はこの中まで入れた記憶があるんだけどなあ。
立入禁止になってました。いっそタラップ外せばいいのに。
これがかの有名な波消し装置ですね、単純な構造だけど
しぶきをこのボードで食い止め横に逃がすように造ってあります。
それにしてもなぜそこまでして海面に降りたかったんでしょう?
答えは対潜哨戒機だから。
当時は空中で目標を探知してから居所を特定するのに海中を更に
探知しないといけませんでした。
ソナーを海中に降ろすのに、なにがなんでも海面に降りる必要があったんですね。
今は護衛艦とその積んでるヘリと上空の航空機と三位一体で
探知、攻撃するからそんな荒業は必要なくなりました。
PS-1はそれで消えていったんですね。
細かいところを見ると、さすがに年月が経ってるのを感じます。
すごい!尾翼ラダーが生きてますね、
コックピットのペダルが右に踏まれたまま固定されたようです。
まさか風で振れたってことないでしょうね。
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